豪放送支局長のビザ延長拒否=シーク教事件報道理由に―インド 2024年04月24日 20時26分

 【シドニー時事】オーストラリア公共放送ABCは24日、インド担当の南アジア支局長が申請した駐在ビザの延長が当局から拒否され、出国を余儀なくされたと明らかにした。支局長はカナダで昨年起きたシーク教指導者殺害事件を掘り下げて報道しており、当局からビザ却下の通知を受けた際に「一線を越えている」と非難されたという。
 同事件で殺害された指導者はシーク教徒の多いインド北部の独立運動を支持し、インド政府が「テロリスト」として指名手配していた。カナダ政府が事件へのインド政府の関与を指摘し、インド側は反発している。 

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