「日本語パートナーズ」インドにも=初の長期派遣、文化交流担う 2025年09月16日 05時53分

【ニューデリー時事】インド・ニューデリーで15日、国際交流基金の事業「日本語パートナーズ(NP)」として日本から派遣された5人の壮行会が開かれた。5人はデリー首都圏の中等教育機関で6カ月間、日本語教師の支援や日本文化の紹介を担う。
NPの活動地域はこれまで東南アジアが中心だった。南アジアに数カ月以上派遣されるのは今回が初めて。インドへの長期派遣は今年から10年間にわたって継続的に実施される予定。8月の日印首脳会談で申し合わせた両国の人材交流拡大の一環。
教員を目指しているという千葉県の大学4年岸広翔さん(21)は「日印の架け橋になれるよう最善を尽くす」とあいさつした。福岡県の大学2年高木胡音里さん(23)は以前インドを訪れた際、同国の食文化や活気ある人柄などに魅了され、応募を決めた。文化交流を通じ「素の日本を見せていきたい」と意気込んだ。