スペイン首相、辞任検討=夫人の不正疑惑で29日結論 2024年04月25日 21時00分
【パリ時事】スペインのサンチェス首相は24日、国民向けの書簡をX(旧ツイッター)に投稿し、ベゴーニャ・ゴメス夫人の不正関与疑惑を巡る捜査開始を受け、辞任するか否かを検討すると述べた。一時的に公務を中断し、29日に結論を明らかにするという。
サンチェス氏は2018年に首相就任。昨年7月の総選挙を経て、同年11月に再任された。書簡では、夫人に対する疑惑は「事実無根」で、野党による「嫌がらせ戦略」の一環だと訴えた。
スペイン当局は24日、首相夫人が絡んだ不正疑惑の捜査に着手したと発表。極右勢力とつながりがある男性がトップを務める団体の告発を受けた動きとみられている。