中国、有人宇宙船打ち上げ=ステーションにドッキング 2024年04月26日 06時18分
【北京時事】中国の宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船「神舟18号」が北西部の酒泉衛星発射センターからロケットで打ち上げられ、中国が2022年に独自に完成させた宇宙ステーション「天宮」とのドッキングに26日、成功した。これに続き、地球に30日に帰還するステーション側の3人と合流した。
ステーションには常時3人の飛行士が滞在し、ほぼ半年ごとに人員を交代している。新たに送り込まれた3人は前任と同じく軍所属。魚の飼育など計90項目以上の実験や技術試験を予定する。
中国は30年までの有人月面着陸を目指している。これまで月面には米国人しか降り立ったことがなく、米国主導の「アルテミス計画」では、日本人が初めて月面着陸することが決定。日中両国が「2位」争いを繰り広げる形となっている。