ファーウェイ向け輸出許可取り消し=半導体、軍事転用を警戒―米商務省 2024年05月09日 08時05分
【ワシントン時事】米商務省は8日までに、米企業2社に出していた中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)向けの半導体輸出許可を取り消した。パソコンやスマートフォン向けの半導体とみられる。米国は中国による軍事転用を警戒。締め付けを強めており、ハイテク分野での対立が激しさを増している。
米半導体大手のインテルは8日、中国顧客への輸出許可が取り消されたと発表。米メディアによると、米クアルコムへの許可も撤回された。
レモンド米商務長官は同日、米下院委員会の公聴会でファーウェイを「脅威だ」と断言。これを裏付けるデータを得た場合は「許可の取り消しも含め、締め付けを強める」と表明した。特に、中国によるAI開発を警戒しているという。