中国新車販売、9.3%増=値引きで需要拡大か―4月 2024年05月11日 17時13分
【北京時事】中国自動車工業協会が11日発表した4月の新車販売台数は、前年同月比9.3%増の235万9000台だった。メーカー間の値引き競争を背景に販売価格が下がっており、需要が盛り上がったもようだ。
中国では、電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)が2月に主力車種の値下げに踏み切った。他社も追随したことで、価格競争が一気に激化。中国メディアによると、年明け以降、値段が3割下がった車種もあるという。
販売台数全体のうち、値下げ競争の「主戦場」となっているEVやプラグインハイブリッド車(PHV)といった「新エネルギー車(NEV)」は、33.5%増の85万台。市場シェアも36%に高まった。
一方、日系メーカー各社のこれまでの発表などによると、トヨタ自動車は27.3%減、ホンダは22.2%減、日産自動車は10.4%減だった。