パレスチナ占領を協議=特別会合、決議案採決へ―国連総会 2024年09月18日 09時44分

 【ニューヨーク時事】国連総会で17日、イスラエルによるパレスチナ占領政策を協議する特別会合が始まった。イスラエルに対し、占領政策を1年以内に終結するよう求める決議案を18日に採決する。
 1967年の第3次中東戦争以降、イスラエルはヨルダン川西岸や東エルサレムなどを占領している。国際司法裁判所(ICJ)は7月、こうした政策が国際法違反に当たり、イスラエルには停止する「義務がある」とする勧告的意見を出した。
 これを受け、パレスチナが決議案を提出。アラブ、イスラム諸国などから広く支持を受けており、採択される見通し。総会決議に法的拘束力はないが、パレスチナ自治区ガザで軍事作戦を継続するイスラエルに圧力をかける狙いがある。
 パレスチナのマンスール国連大使は会合冒頭の演説で「われわれは先祖伝来の土地で自由に暮らしたい」と語り、賛成票を投じるよう訴えた。イスラエルや米国は決議案に反対すると表明した。 

海外経済ニュース