レバノン連日の爆発、20人死亡=「日本製の無線機」、450人超負傷―対ヒズボラでイスラエル関与か 2024年09月19日 00時22分

18日、レバノン南部サイダで発生した無線機爆発を受けて現場に集まる人々(AFP時事)
18日、レバノン南部サイダで発生した無線機爆発を受けて現場に集まる人々(AFP時事)

 【イスタンブール時事】レバノンの首都ベイルート近郊を含む各地で18日、無線機などの通信機器がほぼ同時に爆発し、保健省によると20人が死亡、450人以上が負傷した。ロイター通信は、爆発した無線機に日本の通信機器メーカー「アイコム」(大阪市)の社名と「日本製」の記載があったと報じた。イスラエルと対立しているイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーらが使っていたという。
 レバノンでは17日にも、ヒズボラ戦闘員らが通信手段としていたポケットベル型通信機器が一斉に爆発し、12人が死亡、約2800人が負傷したばかり。18日の爆発による死者は、前日を上回る惨事となった。
 今回の無線機爆発に関し、イスラエルは公式の反応を示していない。ただ、17日の爆発は、イスラエルがヒズボラの構成員らを標的として事前に爆発物を通信機器に仕掛けて遠隔操作で実行したと報じられており、イスラエルの関与が濃厚な「第2波」の攻撃が行われた可能性が高い。既にイスラエルへ報復する意向を示しているヒズボラが反発するのは必至だ。 

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18日、レバノンの首都ベイルート南郊で、バッテリーが外された無線機を持つ男性(AFP時事)
18日、レバノンの首都ベイルート南郊で、バッテリーが外された無線機を持つ男性(AFP時事)

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