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　【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、イスラエルのメディアは１９日、同国政府が戦闘終結と引き換えに、イスラム組織ハマス側が人質全員を一括して解放することを柱とした新提案を示したと報じた。ハマスは拒否する考えで、実現の可能性は低いとみられるものの、ハマス壊滅まで戦闘を続けるとしていたネタニヤフ首相の姿勢が変化したようだと報じられている。
　現地メディアのタイムズ・オブ・イスラエルによると、イスラエルは新提案で、ガザに潜伏中とみられるハマスの最高指導者シンワル氏の安全な脱出を保証。引き換えとして、人質解放に加えガザの非軍事化や、ハマスに代わる勢力によるガザ統治を要求している。イスラエルの交渉担当幹部が先週、仲介役の米国に提示したという。