ハックマンさん、死因は心臓病=妻は「ハンタウイルス感染」―米当局 2025年03月08日 14時49分

米俳優ジーン・ハックマンさん=2000年5月、フランス南部カンヌ(AFP時事)
米俳優ジーン・ハックマンさん=2000年5月、フランス南部カンヌ(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米西部ニューメキシコ州サンタフェの自宅で死亡しているのが見つかった米俳優ジーン・ハックマンさん(95)について、地元当局は7日、死因は心臓病だったと発表した。自宅の別の場所で遺体で発見された妻のベッツィ・アラカワさん(65)は、ネズミが媒介するハンタウイルスに感染し呼吸困難で亡くなったという。
 発表によると、アラカワさんは先月11日に薬局や食料品店を訪れたのを最後に目撃されておらず、同日ごろ死亡したとみられる。ハンタウイルスはネズミなどのげっ歯類にかまれたり、排せつ物に触れたりすることで感染し、同州では過去5年間で年1~7例の感染が確認されている。
 一方、ハックマンさんの死亡推定日は同18日。アルツハイマー病を患っており、アラカワさんの死亡に気が付いていなかった可能性があるという。検視の結果、ハックマンさんの胃は空の状態だった。当局者は「彼の健康状態は非常に悪かった」と述べた。 

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