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　【ニューデリー時事】パキスタン南西部バルチスタン州で旅客列車が武装集団に襲われた事件で、同州の分離独立を掲げる過激派「バルチ解放軍（ＢＬＡ）」は１２日、「人質５０人を殺害した」との声明を発表した。列車には４００人超の乗客がいたとされる。当局はＢＬＡの主張を確認していない。
　ＢＬＡは「事前の警告と捕虜交換の選択肢を無視した『パキスタン占領軍』による軍事侵略行動に対し、断固たる最終的措置を取った」とした。人質と、政府側に拘束されているバルチ人政治犯との交換を要求している。
　これに先立ち、地元警察などは１２日、人質となっていた乗客ら１９０人が解放されたと明かした。治安部隊は襲撃犯少なくとも３０人を殺害したという。