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　【サンパウロ時事】ブラジルのルラ大統領（７９）は４日、「私の考え通りに全てのことが進めば、この国で初めて国民によって４度選ばれる大統領が誕生する」と述べ、通算４期目を目指し、来年の大統領選に出馬することに意欲を示した。
　ルラ氏は大統領職を２００３年から１０年まで２期務めた後、２３年に再登板した。国を代表する左派政治家として人気は根強いが、最近の物価高で市民生活が厳しくなる中、支持率が低迷。昨年１２月には脳出血で緊急手術を受けるなど健康不安説も浮上している。
　ただ、政敵のボルソナロ前大統領は既に来年の大統領選に関し、出馬禁止の判決を受けた。２２年の大統領選でルラ氏に敗れた結果を覆そうとクーデターを企てた罪などで刑事裁判も受けている。ルラ氏は右派陣営の動向をにらみながら、最終的な決定を下すとみられる。