ウクライナ大統領、23日に直接協議=ロシア国営通信は24日と報道 2025年07月22日 06時14分

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日のビデオ演説で、停戦などを巡るロシアとの直接協議について、次回は23日に行われるという見通しを明らかにした。ウクライナ代表団を率いてきたウメロフ国家安全保障・国防会議書記(前国防相)から「23日の予定」と報告を受けたという。
会場は5月と6月に行われた過去2回の協議と同様、トルコのイスタンブールになる見通しだ。ロシア国営タス通信は21日、関係筋の話として、両国代表団のイスタンブール到着が23日になる可能性はあるものの「協議は24日に計画されている」と報道。仲介国トルコのメディアはこれより先、協議が23日か24日に実施されると伝えていた。
ウクライナとロシアはこれまでの協議で、捕虜交換や兵士の遺体返還で合意したものの、和平案を巡っては隔たりが大きく、停戦に向けた実質的な進展は見られなかった。ゼレンスキー氏は「捕虜やロシアに連れ去られた子供の帰還、首脳会談の準備」が次回協議の主なテーマになると主張している。