米テスラ、42%減益=欧州で不買運動続く―4~6月期 2025年07月24日 07時02分

米テスラのマスク最高経営責任者(CEO)への抗議活動で、破壊されるテスラ車=4月10日、ロンドン(AFP時事)
米テスラのマスク最高経営責任者(CEO)への抗議活動で、破壊されるテスラ車=4月10日、ロンドン(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラが23日発表した2025年4~6月期決算は、売上高が前年同期比12%減の224億9600万ドル(約3兆3000億円)、本業のもうけを示す営業利益が42%減の9億2300万ドルだった。欧州を中心にマスク最高経営責任者(CEO)の政治活動を嫌気した不買運動が続き、販売低迷から抜け出せなかった。
 売り上げの7割超を占めるEV販売は13%減の38万4122台と、2四半期連続で大幅な減少を記録。特に欧州ではマスク氏の極右政党支持に対する反発が根強く、欧州自動車工業会によると、4月に前年同月比49%減、5月に28%減となった。欧州のEV市場は拡大しており、消費者の「テスラ離れ」が浮き彫りとなった。 

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