与党会議で頼氏謝罪=リコール不成立で―台湾 2025年07月30日 19時22分

【台北時事】台湾の頼清徳総統は30日の与党・民進党の会議に主席(党首)として出席し、最大野党・国民党の立法委員(国会議員)24人に対する26日のリコール(解職請求)投票が全て不成立だったため「深くおわびする」と述べた。
8月23日には別の国民党立法委員7人のリコールの賛否を問う投票もそれぞれの選挙区で行われる。頼氏は各地でリコール運動を展開している与党系市民団体を「全力で支援し、最後まで寄り添う」よう民進党内に訴えた。対中融和的な国民党に強硬な姿勢を改めて示した格好だ。
立法院(国会、定数113)で少数与党の民進党は、国民党立法委員が罷免された選挙区の補選で6議席を奪えば過半数に届く。しかし今月26日の大規模投票は民進党にとって不発に終わり、「ねじれ解消」は極めて厳しい情勢となった。