米、8日までの停戦合意要求=ウクライナ攻撃「おぞましい」―トランプ氏 2025年08月01日 08時32分

トランプ米大統領=7月31日、ワシントン(EPA時事)
トランプ米大統領=7月31日、ワシントン(EPA時事)

 【ニューヨーク、ワシントン時事】国連は31日、ウクライナ情勢を巡る安全保障理事会の緊急会合を開いた。米国代表はこの中で、ロシアとウクライナの停戦について、トランプ大統領の意向として「8月8日までに合意する必要がある」と主張。合意がなければ「平和のためにさらなる措置を講じる用意がある」と語り、ロシアへの制裁強化を改めて示唆した。
 会合はロシアの要請で開かれた。ロシアのポリャンスキー国連次席大使は停戦に関し「(トルコの)イスタンブールでの交渉を続ける意向がある」と述べるにとどめた。
 トランプ氏は29日、制裁発動を判断する時期に関し「10日後」と発言。31日にはホワイトハウスで記者団の取材に応じ、ロシアによるウクライナの首都キーウ空爆などを踏まえ、「おぞましい」と不快感を示した。
 さらに「プーチン(ロシア大統領)が都市をロケットで攻撃しているせいで、人々が命を落としている」と批判。制裁強化について、プーチン氏がそれを気に病むかどうかは不明だと前置きした上で「実施するつもりだ」と重ねて明言した。 

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