トランプ氏は「過度の期待」=ベラルーシに新型ミサイル配備へ―ロシア大統領 2025年08月01日 22時26分

1日、ロシア北西部カレリア共和国のワラーム島を訪問したプーチン大統領(右端)とベラルーシのルカシェンコ大統領(右から2人目)(AFP時事)
1日、ロシア北西部カレリア共和国のワラーム島を訪問したプーチン大統領(右端)とベラルーシのルカシェンコ大統領(右から2人目)(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナとの停戦を巡って「非常に失望している」とトランプ米大統領から名指しで批判されたことについて「失望は過度の期待から生じる」と米側に反論した。和平に向けた話し合いは「公の場ではなく、静かな環境の中で冷静に行わねばならない」と述べ、メディアを通じたトランプ氏の激しい発言に注文を付けた。
 北西部カレリア共和国のワラーム島をベラルーシのルカシェンコ大統領と訪問し、共同記者会見した。プーチン氏は、昨年11月にウクライナに撃ち込んだ新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」の量産と配備が始まったと表明。これを同盟国ベラルーシに配備する方針を示し、隣接する東欧の北大西洋条約機構(NATO)加盟国を威嚇した。 

海外経済ニュース