トランプ氏、雇用統計「信頼せず」=FRB議長解任なら市場動揺 2025年08月02日 10時20分

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は1日、テレビインタビューで、マッケンターファー労働統計局長を解任した理由について、「この日の(雇用)統計を信頼しないからだ」と語った。7月の雇用統計では、5、6月の就業者数が大幅下方修正され、米労働市場の急減速が浮き彫りとなった。
 トランプ氏は、昨年の大統領選前にも良好な内容の雇用統計が発表され、選挙後に下方修正されたと指摘し、信頼性を問題視した。
 また、「FRB(連邦準備制度理事会)の金利は高過ぎる」と改めて批判。利下げに慎重なパウエル議長を「一瞬で」解任できるが、そうすれば「市場を動揺させると言われている」と述べ、解任に否定的な見解を示した。 

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