与党新代表に鄭清来氏=大統領側近、野党と対決姿勢―韓国 2025年08月02日 19時06分

2日、ソウル近郊の高陽市で記者会見する与党「共に民主党」新代表の鄭清来氏
2日、ソウル近郊の高陽市で記者会見する与党「共に民主党」新代表の鄭清来氏

 【高陽(韓国)時事】韓国の革新系与党「共に民主党」は2日、ソウル近郊の高陽市で開いた党大会で、新たな代表に鄭清来国会議員(60)を選出した。鄭氏は6月に就任した李在明大統領の側近。受諾演説で「李政権の成功を支え、来年6月の統一地方選挙の勝利に全力を挙げる」と表明した。
 代表選は党員・代議員の投票と世論調査を合算して争われ、鄭氏が61.7%の得票率で当選した。鄭氏は国会の弾劾訴追団長を務め、「非常戒厳」を宣言した尹錫悦前大統領の弾劾を主導した。代表選では李氏との距離の近さに加え、尹氏や保守系最大野党「国民の力」との対決姿勢をアピールした。
 鄭氏は、党大会後の記者会見で「国民の力が戒厳について謝罪と反省を示さなければ、握手はできない」と説明した。世論調査機関「リアルメーター」によると、共に民主党の支持率は50.8%で、国民の力の29.0%を引き離している。 

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