マリーナベイ・サンズに4棟目のタワー=シンガポールのランドマーク、31年開業 2025年08月02日 05時23分

【シンガポール時事】3棟の高層タワーの上に船を浮かべたような特徴的な外観から、シンガポールのランドマークとして知られる大型ホテル「マリーナベイ・サンズ」で、新たに4棟目のタワーの建設が進められている。完成は2030年の予定で、31年の開業を目指している。
同ホテルは、カジノを含む統合型リゾート(IR)の一部として10年に開業。運営する米カジノ大手ラスベガス・サンズは80億米ドル(約1兆1800億円)を投じ、既存施設の隣接地に55階建ての高層ホテル棟と1万5000人収容のアリーナ施設を新たに建設するほか、国際会議・展示場も増設する。既存の3棟をまたいで設置されているものとは別に、高層ホテルにも屋上プールが新設される。
四つ目のホテル棟を建設する計画は19年から構想されていたが、コロナ禍の影響で計画が遅れ、今年7月15日に着工した。
増設される施設にもカジノが設けられる。マリーナベイ・サンズの24年の売上高は42億3000万米ドル(約6300億円)で、このうち7割がカジノからの収入だった。