米アップル、供給網の国内移行加速=巨額投資でトランプ関税回避狙う 2025年08月07日 17時25分

米アップルのクック最高経営責任者(CEO)=6月16日、ニューヨーク(AFP時事)
米アップルのクック最高経営責任者(CEO)=6月16日、ニューヨーク(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米アップルは6日、部品のサプライチェーン(供給網)について、米国内への移行を進める計画を発表した。製造業の国内回帰を掲げるトランプ大統領の要請に応じた形で、主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」への関税の直撃を回避する狙いがある。
 2月に発表した4年間で5000億ドル(約73兆円)の国内投資に1000億ドルを追加することも表明した。クック最高経営責任者(CEO)がホワイトハウスでトランプ氏と共に発表した。米国内に製造拠点のある企業と協力し半導体や特殊ガラスなどの調達を拡大するほか、半導体企業の研究開発から製造までをアップルが支援し、一貫した供給網を形成する。 

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