「NATO攻撃の意図ない」=ロシア外相、領空侵犯巡り反論―国連総会 2025年09月28日 06時26分

27日、ニューヨークで開かれている国連総会で演説するロシアのラブロフ外相(AFP時事)
27日、ニューヨークで開かれている国連総会で演説するロシアのラブロフ外相(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】ロシアのラブロフ外相は27日、国連総会の一般討論演説で、「北大西洋条約機構(NATO)への攻撃の意図を持ったことはない」と強調した。欧州でのロシア機による領空侵犯が非難されていることに反論し、責任はNATO側にあると訴えた。
 ラブロフ氏は「NATOはわれわれの国境まで拡大を続けている」と批判。NATOや欧州連合(EU)がロシアへの攻撃を準備していると主張し、「いかなる侵略にも断固とした対応を取る」と言明した。
 演説後の記者会見でも「われわれの領空で飛行物体を撃墜しようと試みる者は後悔することになる」と警告。9月に入って相次いだロシア機による領空侵犯を受け、欧州東部の防衛態勢を強化するNATO側をけん制した。 

海外経済ニュース