熊本第2工場着工=7~9月期最高益―台湾TSMC 2025年10月16日 18時11分

【台北時事】半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は16日、年内着工を予定していた熊本第2工場(熊本県菊陽町)の建設を開始したと発表した。魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)がオンライン決算説明会で明らかにした。量産までのスケジュールは「顧客の需要や市場の状況」を見極める姿勢も示した。
一方、同日発表した2025年7~9月期決算は、売上高と純利益がともに四半期ベースで過去最高を更新した。増収増益は7四半期連続で、人工知能(AI)向け半導体の需要が引き続き業績をけん引した。同社は米アップルやエヌビディアなど世界的ハイテク大手を顧客に持つ。