NY市長選から現職撤退=有力2候補の一騎打ちに 2025年09月29日 09時10分

【ニューヨーク時事】米ニューヨークのエリック・アダムズ市長(65)は28日、11月に行われる市長選から撤退すると表明した。これにより、選挙は民主党予備選で勝利した左派ゾーラン・マムダニ氏(33)と、同予備選で敗れたため無所属で出馬しているアンドルー・クオモ前ニューヨーク州知事(67)の事実上の一騎打ちとなる。
アダムズ氏は民主党員だが、汚職疑惑を受けて無所属で立候補していた。この日SNSに投稿した動画で、選挙戦に必要な資金不足などを理由に「再選キャンペーンを続けることができない」と説明した。
各社世論調査によると、市長選ではマムダニ氏が2番手クオモ氏ら他候補をリードしている。ただ、マムダニ氏の富の再分配を重視する社会主義的な政策は、富裕層だけでなく民主党内でも警戒感を持たれている。