米のガザ終戦計画に「良い反応」=トランプ氏、イスラエル首相と会談へ 2025年09月29日 14時12分

【カイロ時事】トランプ米大統領は28日、パレスチナ自治区ガザでの停戦に向けて関係国に提示した「21項目の終戦計画」について、「とても良い反応を得ている。(イスラエルの)ネタニヤフ首相も取引を行いたいと考えているからだ」と述べ、ネタニヤフ氏の支持獲得に期待を表明した。ロイター通信の電話取材に応じた。トランプ氏はネタニヤフ氏と29日にホワイトハウスで会談する。
21項目の計画は先週、ニューヨークでの国連総会に合わせて訪米したサウジアラビアやカタールなどアラブ・イスラム諸国の指導者に対し、トランプ氏が提示した。ロイターは米当局者の話として、計画にはイスラム組織ハマスが拘束する人質全員の解放のほか、イスラエルが再度カタールを攻撃しないとの約束、「平和的な共存」に向けたイスラエルとパレスチナの新たな対話の開始が盛り込まれていると報じた。
トランプ氏は同計画が単にガザの戦闘を終わらせるだけでなく、中東地域の幅広い和平につながるとの見解を示した。
ネタニヤフ氏は28日、米FOXニュースのインタビューで、この計画について「われわれも人質の解放を実現したいし、ハマスの統治終了や武装解除を目指している。(計画を)成功させることができると期待している」と述べた。