ハマス「人質と連絡取れず」=イスラエルに攻撃停止要求 2025年09月29日 15時23分

イスラエル軍による空爆を受け、立ち上る煙=28日、パレスチナ自治区ガザ(EPA時事)
イスラエル軍による空爆を受け、立ち上る煙=28日、パレスチナ自治区ガザ(EPA時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでイスラエルとの戦闘を続けるイスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は28日、声明を出し、イスラエルによる攻撃の影響で、拘束中の人質2人と連絡が取れなくなったと表明した。その上で、中心都市ガザ市の一部地域からの撤退と、空爆の一時停止を要求した。AFP通信などが報じた。
 カッサム旅団は、イスラエルが過去48時間にわたってガザ市南部で攻撃を激化させているため、人質と連絡が取れていないと指摘。「人質2人の生命に大きな危険が迫っている」と主張した。
 ロイター通信によれば、イスラエル軍はこれに対し、ハマスが攻撃停止を求めた南部地域などの住民に退避を要求。今後も進軍を停止する予定はないと強調した。 

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