豪首相、「共和制」発議を否定=物価対策に集中 2025年09月29日 16時06分

27日、英北部スコットランドのバルモラル城で面会するオーストラリアのアルバニージー首相(右)とチャールズ英国王(AFP時事)
27日、英北部スコットランドのバルモラル城で面会するオーストラリアのアルバニージー首相(右)とチャールズ英国王(AFP時事)

 【シドニー時事】オーストラリアのアルバニージー首相は28日、公共放送ABCのインタビューで、英国王を国家元首とする現行の立憲君主制から共和制への移行の是非を問う国民投票について、自身の首相在任中には発議しない考えを表明した。その上で「物価対策に集中し、国民が生活向上の手応えを得られるようにする」と強調した。
 アルバニージー氏は27日に英スコットランドでチャールズ国王と面会した後、インタビューに応じた。この中で、自らが主導した先住民の地位確立のための豪憲法改正に関する2023年の国民投票が否決に終わったことに関し、「国民投票を1回やりたいと思っていたが、もう済んだ」と述べた。 

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