「E10系」納入、29年にも=全線開通合わせ、前倒し要請か―インド 2025年09月30日 18時01分

文書交換式で握手する石破茂首相(右)とインドのモディ首相=8月29日、首相官邸
文書交換式で握手する石破茂首相(右)とインドのモディ首相=8月29日、首相官邸

 【ムンバイ時事】インド西部で建設が進む日本の新幹線方式を導入した高速鉄道の運行車両について、発着点となるムンバイの都市開発当局者は30日、JR東日本の次期新幹線「E10系」が2029年中にも納入される見込みだと明らかにした。
 モディ首相と石破茂首相は8月末の首脳会談で、日本製の新型車両導入に向け協力することで一致。日本側は30年代初頭の導入を提案していた。
 バイシュナウ鉄道相は9月27日、ムンバイとアーメダバードを結ぶ約500キロの全区間が29年までに開通する見通しだと発言。それを見据え日本側に納入前倒しを求めているもようだ。ただ、E10系運行に必要な日本式信号システムの敷設が間に合うかどうかを含め、課題も多そうだ。 

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