日豪共同訓練に米軍初参加=F35A一堂に―青森・三沢 2025年09月30日 18時22分

航空自衛隊と豪空軍が日本国内で行ってきた共同訓練「武士道ガーディアン」に初めて米空軍が加わった演習が29日から青森県で始まった。各国8機の最新鋭ステルス戦闘機F35Aを含む38機が参加。共同対処能力や相互運用性の向上を図る。
3カ国の指揮官は30日、空自三沢基地内で記者会見し、谷嶋正仁・航空総隊司令官は「F35は極めて高い能力を有しているが、現時点でその能力を十分に発揮し切れていない」と指摘。「知見を共有することが訓練の大きな意義だ」と強調した。
ハーベイ・レイノルズ豪空軍副本部長は、F35Aの真の力を引き出すには「共に訓練し、計画し、考えることが不可欠だ」と説明。ポール・デービッドソン米軍三沢基地司令官は「複雑な安全保障(環境)の現状では、どの国も単独で行動することはできない」と述べ、ロシアや中国、北朝鮮を念頭に、連携して脅威に備える必要性を訴えた。
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