米国は「内なる戦争に直面」=トランプ氏、大都市派兵に意欲 2025年10月01日 06時52分

米バージニア州の海兵隊基地で、軍幹部を前に演説するトランプ大統領=9月30日(AFP時事)
米バージニア州の海兵隊基地で、軍幹部を前に演説するトランプ大統領=9月30日(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は9月30日、南部バージニア州の海兵隊基地で米軍幹部が集まる会合で演説し、「米国は内なる戦争に直面している」と主張した。民主党が地盤とするニューヨークやサンフランシスコなどの主要都市は「極めて危険だ」とし、「われわれは一つずつ正していく」と治安維持のための派兵に意欲を示した。
 トランプ氏は同時に「間もなくシカゴに突入する。あの都市には無能で愚かな知事がいる」と中西部イリノイ州のプリツカー知事(民主党)を批判した。トランプ氏はこれまで、首都ワシントンやロサンゼルスなどに派兵してきた。
 トランプ氏はまた、ヘグセス国防長官に対して「こうした危険な都市の幾つかを、われわれの軍隊の訓練場として使うべきだ」と提案したことも明らかにした。「外国の敵と変わらないが、軍服を着ていないのでより厄介だ」とも主張した。 

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