財務長官、候補から「外す」=次期FRB議長で米大統領 2025年08月05日 23時34分
【ワシントン時事】トランプ米大統領は5日、来年5月に任期を迎えるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任について、ベセント財務長官を候補から「外す」との認識を示した。トランプ氏が前日夜、議長になりたいか聞いたところ、「財務長官のままがいい」と断ったという。CNBCテレビの電話インタビューで語った。
トランプ氏はFRB議長の後任候補について、ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長とウォーシュ元FRB理事が「非常に良い」と説明。さらに「他にも2人がよくやっている」と述べた。トランプ氏はこれまで、候補が3、4人いると発言したことがある。
トランプ氏は、貿易相手国・地域との交渉を進めるベセント氏について「米国史上最も偉大な貿易合意を結んだ」「素晴らしい働きをしている」などと評価。「彼は(FRB議長就任を)望んでいない。財務長官を気に入っている」と語り、ベセント氏の意向を尊重したことを明らかにした。