来年以降も中長期的に上昇 2025年08月29日 15時18分

野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングストラテジスト中田ももこ氏
 日本の株式市場は来年以降も中長期的に上昇すると見ている。企業のガバナンス(統治)改革に加え、継続的な賃上げを背景に名目GDP(国内総生産)成長率が長期金利を上回る状況が続き、これらが前向きに働くと考える。また、米国株が割高となる中、外国人投資家の脱米国の動きが徐々に出ると考えられる。日本株もその受け皿になるだろう。
 ただ、年内には米関税政策の影響から一時的に企業業績が下振れる可能性があり、短期的に株価を下押ししそうだ。マイナス影響は自動車や鉄鋼でより濃厚となり、不動産やゲーム、アニメなど内需寄りの銘柄が注目されるだろう。自社株買いに積極的な企業も好まれそうだ。金融政策は米国が9月に利下げ、日本が来年1月に利上げを行うと予想する。日銀の拙速な利上げは株式市場にマイナスで、リスク要因となる。

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