日経平均、史上最高値更新=4万3378円、海外投資家が買い 2025年08月15日 15時37分

史上最高値を更新した日経平均株価の終値を示すモニター=15日午後、東京都中央区
史上最高値を更新した日経平均株価の終値を示すモニター=15日午後、東京都中央区

 15日の東京株式市場は、海外投資家からの買いの勢いが継続し、大幅反発した。為替が円安に振れたことも輸出関連銘柄に追い風となり、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)がともに2日ぶりに史上最高値を更新した。日経平均の終値は前日比729円05銭高の4万3378円31銭。TOPIXは49.73ポイント高の3107.68だった。
 日経平均の上昇はソフトバンクグループやフジクラなど生成AI(人工知能)関連銘柄がけん引した。市場関係者は「海外勢がこれらの主力銘柄を買う動きが継続している」(銀行系証券)との見方を示した。また、2025年4~6月期の実質GDP(国内総生産)速報値が市場予想を上回り「関税による影響への懸念が後退し、投資家の安心感につながった」(国内資産運用会社)ことも、相場全体を下支えした。GDPで国内景気の堅調さが確認され、「日銀が利上げしやすい環境になった」(同)との思惑から、銀行や保険などの金融株も大幅に上昇した。 

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