東京株、3万7000円割れ=半年ぶり、米株安や円高嫌気 2025年03月07日 15時37分

東証アローズのマーケットセンター=東京都中央区
東証アローズのマーケットセンター=東京都中央区

 7日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比817円76銭安の3万6887円17銭で取引を終えた。終値が3万7000円を下回るのは昨年9月18日以来半年ぶり。米景気の先行き不安や為替の円高が売りを誘った。
 トランプ米大統領の関税政策への懸念がくすぶる中、前日の米国市場では半導体企業などのハイテク株が急落。東京市場でも半導体関連を中心に幅広い銘柄が売られた。「(7日の)米雇用統計の発表を前に投資家は買いを入れにくい状況だった」(大手証券)との声も聞かれた。
 一方、東京外国為替市場では円相場が1ドル=147円台後半に上昇した。連合傘下の労働組合の賃上げ要求が32年ぶりの高水準となり、日銀の追加利上げ観測が台頭。日米金利差が縮小するとの見方から円買い・ドル売りが進んだ。午後5時現在は147円67~69銭と前日比71銭の円高・ドル安。 

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