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　【天津時事】金杉憲治・駐中国大使は１１日、訪問先の天津市で、同市トップの陳敏爾・市共産党委員会書記と会談した。日本大使館によれば、金杉氏はビザ免除の復活を含む渡航手続き円滑化への支援を要請。陳氏は、友好提携の神戸市を例に挙げ、日中の交流推進に意欲を示し、良いビジネス環境を提供するために努力すると語った。
　金杉氏はまた、中国当局による各地での邦人拘束への懸念も伝達。陳氏は、中国として外国人の安全を重視していると述べた。東京電力福島第１原発の処理水海洋放出や、１０日に行われた日米首脳会談への言及はなかった。