パレスチナを国と明記=外交方針反映の地図作成―ブラジル 2024年04月17日 08時05分
【サンパウロ時事】ブラジル地理統計院は16日、同国の外交方針を反映した世界地図の販売を開始した。イスラエルの占領下にあるパレスチナを独立国家として地図上で明記し、南大西洋の英領フォークランド諸島に関しては領有権を主張するアルゼンチンの領土と位置付けている。
地図はブラジルが中心に据えられ、今年の20カ国・地域(G20)議長国を務める同国が、他のG20参加国との位置関係を分かりやすくするために作成した。同国は新興・途上国の代表格としてG20の議論を主導。統計院のトップはX(旧ツイッター)に「グローバルサウスの台頭により、世界地図でブラジルの位置が変わった」と投稿した。