米メタ、メーカーにOS開放=「複合現実」端末、アップルに対抗 2024年04月23日 14時30分

米メタが端末メーカーに開放する複合現実(MR)機器向け基本ソフト(OS)の活用イメージ(同社提供・時事)
米メタが端末メーカーに開放する複合現実(MR)機器向け基本ソフト(OS)の活用イメージ(同社提供・時事)

 【シリコンバレー時事】米メタ(旧フェイスブック)は22日、現実の映像にCG(コンピューターグラフィックス)を重ねて表示する複合現実(MR)機器向けの基本ソフト(OS)を開放すると発表した。自社のゴーグル型端末に搭載してきたが、他社の製品でも活用できるようにする。競合端末「アップルビジョンプロ」を2月に発売した米アップルに対抗する。
 公開するのは「メタホライゾンOS」。メタはゲームやエクササイズ、ビジネスなど用途に応じたデザインや機能を備え、価格面でも多様な端末が登場すると期待している。利用者を広げ、アプリ開発者も取り込む戦略だ。
 発表に合わせ、中国レノボや台湾エイスースが対応端末の開発に取り組んでいると明らかにした。メタはマイクロソフトとも端末を共同開発している。 

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