イオン駐在員を解放=1カ月以上拘束―ミャンマー 2024年08月13日 09時21分
【バンコク時事】軍事政権下のミャンマーで拘束中だった流通大手イオンの駐在員、笠松洋さん(53)が解放された。外交筋が13日、明らかにした。笠松さんは6月末、コメの販売価格を巡る違反があったとして逮捕され、拘束は1カ月以上に及んでいた。
外交筋は「プライバシーや安全確保の観点から現時点で詳細は控える」としている。軍政の報道官は12日夜、「(笠松さんを)解放した」と述べていた。
ミャンマーの最大都市ヤンゴンの裁判所は12日、軍政が設定した価格より高くコメを販売したとして、生活必需品・サービス法違反の罪で笠松さんに禁錮1年の実刑判決を言い渡した。裁判所は軍政の統制下にある。