英豪への武器輸出緩和へ=AUKUS協力を加速―米 2024年08月16日 09時39分

(左から)オーストラリアのアルバニージー首相、バイデン米大統領、スナク英首相(当時)=2023年3月、米カリフォルニア州サンディエゴ(AFP時事)
(左から)オーストラリアのアルバニージー首相、バイデン米大統領、スナク英首相(当時)=2023年3月、米カリフォルニア州サンディエゴ(AFP時事)

 【ワシントン時事】米国務省は15日、英国やオーストラリア向けの武器輸出や軍事技術移転を円滑にするため、国際武器取引規則(ITAR)を改正し、輸出許可の事前取得を免除すると発表した。米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の協力を加速する。
 国務省は「数十億ドル(数千億円)の防衛取引を促進し、防衛産業基盤を相互に強化する」と強調。マールズ豪副首相兼国防相は声明で「防衛取引や技術革新、協力に革命をもたらす」と称賛した。英政府も「歴史的進展だ」と評価した。
 米政府は他国への武器輸出などの際、ITARに基づき、企業に輸出許可の取得を義務付けている。だが、こうした規制が協力を遅らせているとして、緩和を求める声が強まっていた。 

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