中国、ミャンマー支援強調=米念頭「外部勢力に警戒」訴え 2024年08月17日 05時51分
【北京時事】中国の王毅共産党政治局員兼外相は16日、タイ北部のチェンマイで、メコン川流域諸国の協力について話し合う外相会議に出席した。「同じ川の水を飲む」東南アジア諸国との結束をアピールしたほか、関連会合では、国軍と少数民族武装勢力の戦闘が続くミャンマー情勢を巡り、和平に向けた支援と関与を続ける意向を示した。中国外務省が発表した。
中国の習近平政権は、対立する米国を念頭に、東南アジアにおける影響力強化を急いでいる。王氏はタイ、ミャンマー、ラオスとの外相級会合で、ミャンマー情勢に関し、東南アジア諸国連合(ASEAN)や隣国である中国が中心となって対処すべきだと強調。「ミャンマー問題はASEANの軌道を外れてはならない。状況を混乱させ、対立を激化させる外部勢力に警戒すべきだ」などと述べた。