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　【カイロ時事】カタールの首都ドーハで２日間にわたり行われたパレスチナ自治区ガザの停戦を巡る交渉が１６日に終了し、協議を仲介する米国、エジプト、カタールの３カ国は共同声明で、米国がイスラエルとイスラム組織ハマスの溝を埋めるための「橋渡し案」を提示したと明かした。来週にエジプトの首都カイロで協議を再開し、合意を目指す考えだ。
　声明によると、米国が提示したのは、バイデン米大統領が５月末に公表した、ハマスによる人質解放とイスラエル軍のガザ撤退を段階的に進める休戦案を土台としている。具体的内容は不明だが、過去１週間の交渉内容を踏まえたという。
　イスラエルと各国の高官はドーハで１５日から交渉を実施。カイロでの次回協議に向け、今後数日間は、各国の作業チームがガザでの人道措置や人質解放などについて議論を行うという。