米同時テロ23年で追悼式=正副大統領が出席 2024年09月11日 21時58分
【ニューヨーク時事】2001年9月に起きた米同時テロから、11日で23年を迎えた。国際テロ組織アルカイダのメンバーにハイジャックされた旅客機2機が激突し倒壊したニューヨークの世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」など、各地で追悼式が開かれた。
グラウンド・ゼロの式典には、バイデン大統領とハリス副大統領がそろって出席。遺族が犠牲者の名前を読み上げる中、参加者らは旅客機衝突の時刻に合わせて黙とうをささげた。両氏は式典に先立ちそれぞれ声明を出し、犠牲者らを「決して忘れない」と表明。「テロリストのネットワークがどこにあろうと破壊し続ける」と誓った。トランプ前大統領と共和党のバンス副大統領候補も参加した。
日本人24人を含む約3000人が犠牲となった同時テロを受け、米国はアルカイダをかくまったアフガニスタンに侵攻。約20年に及ぶ「米史上最長の戦争」の末、21年8月に駐留米軍が撤収した。