トランプ氏、首都凱旋=議会訪問、バイデン氏とも会談―米 2024年11月14日 00時45分

13日、米ワシントンで、共和党下院議員団を前に演説するトランプ次期大統領(ロイター時事)
13日、米ワシントンで、共和党下院議員団を前に演説するトランプ次期大統領(ロイター時事)

 【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は13日、大統領選の勝利後初めて首都ワシントン入りした。市内で共和党下院議員団を前に演説し、「私たちは勝った」と宣言。同党が大統領選と同時実施の議会下院選で多数派を維持する見通しであることに触れ、「本当によくやった」とねぎらった。2020年大統領選の敗退後、4年越しの復権を果たしたトランプ氏の凱旋(がいせん)となった。
 議会選では既に、共和党が上院で多数派奪還を確実にしている。上院共和党は、退任するトップのマコネル院内総務の後任を13日に選出する予定。トランプ氏は政治任用職の任命に必要な上院での承認手続きを省略できる「休会任命」の手続きに執心し、同調するよう院内総務候補に圧力をかけている。
 トランプ氏はその後、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談した。トランプ氏はバイデン氏と握手し「円滑な政権移行に感謝する」と述べた。バイデン氏はロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援継続の必要性など、内外の重要事項について見解を伝える見通しだ。 

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