韓国政府、「犯罪自白」と北朝鮮批判=停戦後への布石と専門家 2025年04月28日 15時06分

【ソウル時事】北朝鮮がウクライナ侵攻を続けるロシアへの派兵を初めて認めたことを受け、韓国国防省報道官は28日の記者会見で「犯罪を自白した」と批判し、「国連憲章や安保理決議に明白に違反する不法行為だ」と強調した。
一方、北朝鮮が派兵を認めた背景について、韓国政府系シンクタンク、統一研究院の洪※(※王ヘンに民)先任研究委員は、「条約に基づく正当な参戦」と訴える狙いを指摘した。
洪氏はその上で、トランプ米政権が仲介するロシアとウクライナの停戦協議を見据え、北朝鮮が戦後復興への関与やウクライナの捕虜になった兵士の交換などに向け「参戦を公表する必要があった」と分析。「戦勝国」の地位確保を目指している可能性があるとの見解を示した。