パキスタン、「36時間以内の攻撃」懸念=印軍、テロで報復態勢に 2025年04月30日 14時22分

29日、ニューデリーで会合を開くインドのモディ首相(中央)、シン国防相(左から3人目)、ドバル国家安全保障担当補佐官(右から3人目)ら(EPA時事)
29日、ニューデリーで会合を開くインドのモディ首相(中央)、シン国防相(左から3人目)、ドバル国家安全保障担当補佐官(右から3人目)ら(EPA時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン政府は30日、インドが同国北部パハルガムで起きたテロの報復を口実に「今後24~36時間以内にパキスタンに対する軍事行動を企てているとの確かな情報がある」とする声明を発表した。攻撃を受けた際には「確実かつ断固とした対応を取る」と強調した。インドはパキスタン政府がテロを背後で支援したと断定している。
 パキスタン政府は関与を否定した上で、真相究明のため中立的な第三者委員会による独立した調査を申し出たが、インドが拒否したと主張。事態がエスカレートする責任はインド側にあると非難した。
 一方、複数のインドメディアは、モディ首相が29日開かれた会合で軍に対し、報復のための手段や時期を決める「作戦上の完全な自由」を与えたと報道。会合にはシン国防相やドバル国家安全保障担当補佐官、軍司令官が出席したという。 

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