クルスク州に残党=ロシア大統領、「完全解放」を修正 2025年05月01日 05時43分

ロシアのプーチン大統領は4月30日、先にウクライナ軍からの奪還を発表したロシア西部クルスク州に、「ウクライナ兵の残党」がなお存在することを認めた。「2、3人の集団が複数潜伏している」と指摘し、同州の「完全解放」宣言を修正した形だ。
プーチン氏は旧ソ連の対ドイツ戦勝80年記念日の関連行事で発言し、残党は「完全に孤立している」と強調。「撤退は不可能」とした上で、投降を呼び掛けていると述べた。また、クルスク州当局者は30日、同州で昨年8月以降のウクライナ軍の越境攻撃により、民間人288人が死亡したと明らかにした。