労働党が政権維持へ=野党の原発導入案を阻止―豪総選挙 2025年05月03日 07時20分

3日、オーストラリア南東部メルボルンで、票を投じたアルバニージー首相(中央)(EPA時事)
3日、オーストラリア南東部メルボルンで、票を投じたアルバニージー首相(中央)(EPA時事)

 【シドニー時事】オーストラリア下院総選挙(定数150、任期3年)は3日、投開票が行われ、アルバニージー首相(62)率いる与党・労働党が勝利を確実にした。単独で過半数76議席をうかがう勢い。中道右派の野党・保守連合は3年ぶりの政権奪還を逸し、公約に掲げた豪州初の原発導入案は阻止された。
 選挙管理委員会によると、開票率60%現在で労働党は70議席を確実にし、改選前の77議席に迫る勢い。過半数に届かない場合でも、政策的に近い緑の党や無所属の協力を得て政権を維持できる見通しだ。
 保守連合は伸び悩み、改選前の53議席を下回る可能性がある。トップのダットン自由党党首(54)は自身の選挙区で落選確実となった。 

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3日、シドニー郊外の投票所に入るオーストラリアの有権者ら
3日、シドニー郊外の投票所に入るオーストラリアの有権者ら

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