ショルツ氏「団結で強く」=退任式典で極右けん制―ドイツ 2025年05月06日 07時01分

【ベルリン時事】ドイツのショルツ首相は5日、ベルリンで退任式典に臨んだ。演説で「異なる意見を持つ人々が団結することでドイツは強くなる」と民主主義擁護を訴え、国内で支持を広げる排外的な極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」や、強権色を強めるトランプ米政権をけん制した。
退任式恒例の連邦軍の演奏には、過ぎ去った日々を懐かしく振り返るビートルズの曲「イン・マイ・ライフ」などを選んだ。
6日の連邦議会(下院)では、保守政党キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首が1回目の投票で過半数の賛成を得ることに失敗。2回目の投票で過半数を獲得し、新首相に任命された。