米軍大将級を20%削減=組織のスリム化進める―ヘグセス国防長官 2025年05月06日 08時32分

 【ワシントン時事】ヘグセス米国防長官は5日、米軍で最高位となる「四つ星」の将官(大将級)を20%削減する命令書に署名した。同日公開した動画で、「肥大化した本部組織から戦場の戦闘部隊への人員の再配分だ」と説明した。
 米軍の将官を巡っては、日本政府が在日米軍の司令官を、現在の三つ星(中将級)より格上の四つ星とするよう要望してきた。今回の決定を受け、実現は一段と困難になったとみられる。
 ヘグセス氏は「第2次大戦中、約1200万人の兵士に対し、四つ星以上の将官は17人だった。今は約210万人の兵士に対して44人もいる」と指摘。「われわれにはスリム化が必要であり、この場合は将官削減を意味する」と訴えた。 

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