フーシ派空爆の停止表明=船舶襲撃終結で合意―米大統領 2025年05月07日 04時55分

【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は6日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海周辺で行ってきた船舶への襲撃をやめると約束したと明らかにした上で、フーシ派に対する米軍の空爆を直ちに停止すると表明した。米国とフーシ派の停戦協議を仲介してきたオマーン政府も同日、双方が停戦合意に至ったと発表した。フーシ派による紅海周辺での船舶襲撃は世界の海運の混乱を招いてきた。
トランプ氏は、カナダのカーニー首相との首脳会談の冒頭、フーシ派が「爆撃しないでくれ。われわれはあなた方の船舶を攻撃しない」と伝えてきたと記者団に語った。「彼らの言葉を受け入れる」とも述べた。一方、オマーン外務省は「今後は紅海で航行の自由と国際海運の円滑な流れが確保される」と強調した。